ウォーキング 甘木鉄道基山

2021年10月23日、ウォーキングのパンフレットには甘木鉄道基山駅とあるが、何処を歩くのかなと想像し続け、今日に至る。朝も早くから出かけ、7時20分の普通電車に乗り、のんびりと本を読みながら1時間掛けてやっと基山駅に到着。ぞろぞろとウォーキング参加者であろう人々がホームを出、そのまま付いていくと何やらスタート地点の受付のような...。そのまま並ぶと、ここで切符を買うみたいだ。言われるままに切符を買う。それは甘鉄のフリー切符。ああ、ここから甘木鉄道まで出かけるのかあと思いきや、そのまま付いていくと隣のホームが甘木鉄道みたい。初めて知った甘鉄乗り場。電車の色は何てカラフル。しかも2両編成~。この電車にぎゅうぎゅう詰めになって甘木まで行くのかあ。何はともあれ目指すは甘木まで、いざ出発。

まるで通勤列車の如く、ぎゅうぎゅう詰めの状態で30分かけてやっと終点の甘木駅に到着。早速、駅を出ると地図を頼りに人々は歩き出す。初めての地はなんとワクワクすることよ。地図を見、前を見、そして前の人に遅れじと付いていく。

地図を見ながら、左に右にと折れる。案内板がないと迷いそうで、とにかくウォーキングの人達に付いていくしかない。

橋の手前で右に折れると、何やら真っ直ぐ歩いていくみたいで、延々と歩き続ける。地図によると左手に見える川は小石原川と言うらしい。この川を上流に登っていけば、あの小石原焼の町に着くのかあと、ぼんやり考えながらひたすら歩く。

やっと左に折れ、川を渡ることが出来た。次は畑の中へ入っていくみたいだ。また延々と、右に左にと歩き続ける。それにしても今日は天気が良いこと。歩き日和だあと、心の中で叫びながらまたひたすら歩く。歩く。

漸く第一の目的地、大己貴神社だ。ここは日本最古の神社の一つと言われてるらしい。きっとご利益があるかもと、お賽銭を納め必死に神頼み。「どうか無事に帰れますように。」

神頼みもやったことだし、倒れることはあるまいと心に念じ、また右に左にとひたすら歩く。歩く。漸く見えてきた先ほどの小石原川。この橋を渡れば第二の目的地、甘木公園だ。

橋を渡ってもまだまだ歩く。やっと、信号を右折する場所に着いた。そのまま地図に沿って左に折れ真っ直ぐ歩くと、飲料水を配布する人たちがいる。駅で飲料水の配布がなかったので諦めていたが、ここで貰えた。ありがたや、ありがたや。随分のどが渇いていたので、行儀は悪いが歩きながら水分補給した。早速、潤ったことだし、また元気に公園内を歩く。

公園内は随分広く、ちょっとした水辺もあって歩くのに適した場所のようだ。のんびり佇みたいものだが、第三の目的地である須賀神社が待っているので先へ先へと歩き続ける。

公園を出ると、すぐ右手に朝倉市役所が見える。写真に収めたらまたひたすら右に左にと歩いていくと、第三の目的地、須賀公園だが、ここでは足も相当くたくたなので申し訳ないが素通りして第四の目的地安長寺へと急ぐ。

第四の目的地、安長寺に着いた。中に入ると雄々しく聳え立つ大樟が見える。案内板を見てみると高さ何と23.7M。大樟の内側は空洞の所があるらしいが、それでもここで生き長らえているので立派なものだ。これからもずっと見守っていただきたい。

安長寺を後にし、第五の目的地甘木商店街だが、何やら柵が建てられ、チラシを配っている人がいる。チラシをいただくと、コラボ市というバザールが開かれているみたい。早速、チラシに従って歩いていく。目的の菓秀桜、花房屋、亀谷、興膳屋のうち、菓秀桜、興膳屋 はすぐ見つかったのでここでビスケット、饅頭を買ってみる。
残り2件は別の通りみたいなので、諦めて次を急ぐ。そう終点甘木駅へ。

甘木駅目指して、やっと到着。駅でハンコを押してもらったら留まっている電車に早速1番乗りで乗り込む。かれこれ4時間歩き続けたのでもうクタクタだ。放心状態のまま、電車は基山へ。そして乗り換えてわが家へと帰っていく。