ウォーキング 吉野ヶ里公園

2021年10月30日、昨日の夜9時に眠ったばかりに朝4時に目が覚める。ぼちぼちと行く用意して早めのお出かけ。 快速電車は7時48分に福工大前を出、のんびりと読みかけの本の続きを読む。そうこうしているうちに45分掛けて鳥栖に到着。

3分で長崎本線に乗り換えて目的の場所、吉野ヶ里公園である。やはり朝早いのにもう既に並んでいる。最後尾を目指しホーム外まで出る。やっと最後尾だ。まだまだ時間があるので再び本を読んでその時を待つ。ふと空を見上げると曇り空。今にも雨が降りそうだが生憎、傘を持ってきてない。天照大神に祈るのみである。

約10分して人が動き出した。上りからも下りからも既に到着してるから、早めの受付になったみたいだ。駅でコース表をもらって早速、出発。真っ直ぐ、そして右に折れ、田手神社へと向かう。

こじんまりした田手神社。ここでお参りしたら、次の目的地へ出発。まずは右に折れ、川沿いを歩く。そしてさらに右に曲がって道路沿いを平行に。しばらく歩くと信号機を左に曲がるみたいだ。

信号を渡って電車の高架下を歩き、暫く歩くと吉野ヶ里公園の看板が見えてきた。看板を超えさらに歩いていくと吉野ヶ里公園入口だ。みなさん小走りで駆け出している。私も習って駆け出しで。

公園内をしばらく歩いていくと、やっと入場入口だ。JR九州ウォーキング様は無料ということかあ?前を歩いている人はすんなりと公園の中へと進んでいく。自分も突き進んでみる。やったタダで入れた。ありがたや。ありがたや。

公園に入ってすぐ、吉野ヶ里遺跡展示室があったのでまず、そこに入ってみた。青銅器や木製品、鉄製品などが展示されていたが、中でも目を引いたのが矢を射こまれた人骨や頭骨のない人骨。目を覆いたくなる程。昔もやっぱり戦って勝ち負けを付けてたのかねえ。人間野蛮なのは昔も今も変わらんねえ。展示室を出て櫓があったので登ってみた。あたりを見渡せば古代の平屋の家ばかりで庭も広いので何か優雅に感じる。これが本当の贅沢かもしれないなあ。

櫓を降りると、1件1件家の中を覗けるみたい。早速覗いてみる。と、モデルのお人形さんがそれぞれの家で寛いでいる。何となく昔の暮らしぶりが垣間見えた。何とものんびりしているなあ。と、羨ましさを残しながら全件の家を覗いてみる。一通り見終わった後は、現実の世界に戻ってきた。名残惜しいが、あとは出口の方へと向かうだけ。

弥生時代の暮らしを見終わって、暫く歩くと、蕎麦の花が一面に広がっていたので写真に収める。さらに歩くと祭りの広場で笛や太鼓で演奏している人たちが...。
暫く奏でる音に酔いしれてまた再び歩き出す。ふとドームの建物の前で何か配っているようなと近づいてみる。と、そば茶やうどん、記念バッチ等を振舞われているではないか。早速、遠慮なく、頂くことに。何と気前のよいことよ。蕎麦茶をご馳走になり、ゆっくり寛ぐ。

十分に寛いだら、また出発だ。歩いていくとこじんまりとした丘が、、、。案内板を見るとお墓らしい。ここに戦いに負けた人たちなどが埋められたのかあ?と、吉野ヶ里遺跡展示室の出来事がフラッシュバックされた。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。またしばらく歩くとやっと出口らしき建物が見える。

出口の建物が見えたが、ゲートを出るのは何とも名残惜しい。思いを振り切りさっと出口ゲートを出る。またまた再び長い距離を歩くのかあ。

川を渡り暫く歩くと、吉野麦米の看板が見える。吉野麦米の建物の中をぐるりと回ったが、吉野ヶ里公園の蕎麦茶の振舞が良かったのか、欲しい物は何も見つからず、そのまま外へ。そして左に、真っ直ぐ、そして右を曲がればずーっと道のりが長い。ため息をつきながらトボトボと歩き出す。

暫く歩いて、やっと吉野ヶ里公園駅が見える。階段を上り、ゴール受付で判をもらえば終了。電車に乗るだけだが、日頃の行いが良いせいか、直ぐに電車は到着した。あとは、これに乗って帰るだけ。長い旅路は終わり帰路につく。