ウォーキング 西添田

2022年04月09日、今日のウォーキングは西添田駅という事で、福工大前駅から折尾方面ではなく、吉塚方面で福北ゆたか線に乗り換え、新飯塚駅まで電車に揺られたかと思うと、すぐに田川後藤寺行きに乗り換える。15分すれば、田川後藤寺駅。そしてそれからまた、しばらく、待つことに...。田川後藤寺駅といえば、昔苦い思い出のある駅である。スタート駅を目指して、電車に飛び乗ったはいいけど、電車に乗り換えるときに、上下線間違えてとんでもないところに着いてしまったのである。一駅で、スタート駅に着く予定だったのに、着いた先は無人駅。急いで元の駅に戻るしかないのだが、30分立っても電車は来ない。仕方なく、日頃のウォーキングで鍛えた足で、田川後藤寺駅まで歩くことに。もちろん、JR九州ウォーキングは辞退し、とぼとぼと、家に帰った苦い思い出。あれから十何年。携帯からスマホに変わった今、目的地を入力してスマホ通りに、突き進んでいる。田川後藤寺駅で待つこと15分、漸く添田行きの電車が到着。これに乗って西添田まで出発だ。今回は、たくさんのウォーキング参加者がおられるので間違うこともあるまい。

初めて訪れる西添田駅。スタートから15分遅れての到着だからかウォーキング参加者は誰もいない。今降りてきた人達だけだ。すぐにスタート受付を済ませ、コース表を受け取る。

コース表を見た途端、歩いてすぐめんべい工場を見学できるみたいだが、そのあとの歩きが長すぎるなあと、不安がよぎりつつ、いざ出発。

目の前の陸橋を渡るとすぐに添田ドーム?が見える。駐車場を横切って右に曲がると、何やら変わったオブジェが建っている。その不思議なオブジェを横目に、暫く歩くとすぐにスーパーが見えた。こりゃ、思ったより楽なコースかもと、安堵しながら突き進んで行くと、何とも長い長い上り坂が目の前に。不安を抱えつつ、左に右にと曲がりながら登る。

左に折れて、門みたいなところを抜けると、校庭らしきものが見える。そこを抜けて、アスファルトを歩くと、コース指導員さんが右側を案内。すると、「め」の字が書かれた玄関が...。

学校の校舎と思ったら、そこが「めんべえ」の工場とは...。早速、めんべえキャラが手を振って歓迎してくれてる中。工場の奥へと進む。すると、めんべえの歴史。作成工程。などが書かれてあり、それらを一通り読んで行って、休憩室へ,,,。そこにはめんべえ入りアイスクリームや、めんべえ等を売っていたので記念に買って食べることに...。

ひと時休憩したら、先を急ぐように折り返し進み、まっすぐ進み、次の目的地、「中島家」へと進む。

「中島家」って何ぞやと看板を読んでみたら、ハゼ蝋の製造販売をなりわいとしていた商家で国指定の重要文化財だそうで、記念に家の周りを写真に納めて、次なる目的地へと進む。

コース表を辿って、左に、左にと折れていくと、添田公園入口が見える。さらに登って、左に右にと折れていくと、添田町のガイドマップが掲げられていた。ガイドマップを見ると、あと少しで、目的の添田公園、岩石城だ。気合を入れて上り坂を登る。

威厳のある添田公園の門をくぐり、公園内を突き抜けると墓が建てられている。多分、城の主の墓かなと思いつつ、また暫く歩くと、下方に何やら中国風な庭園が...。しだれ桜と、池と、遠くには不動明王が鎮座されていて、何とも立派な公園だ。

やっと到達した岩石城。入り口には岩石城懐古という歌碑が建てられていて、添田の人々がこの歌を歌っているのを想像する。城の中に入って、最上階へとエレベータで上がると、目の前には添田の町並みが...。

岩石城で、町並みや、鎧兜の展示品等を一通り見終わったら、次なる目的地、「道の駅歓遊舎ひこさん」だ。コース表を見ると残り5kmとあり、まだ半分も歩いていない。先が思いやられるなあと足を心配しながら先を急ぐ。

やっと、街並みが見えた。コース表の通り、左に右にと折れ、道路脇の小道を平行に歩いていく。すると、川の音が聞こえる。彦山川っぽい。あと3kmだ。ついつい早歩きしたくなるが、ぐっと我慢して、踏みしめながら歩く。

目を凝らしても向こう岸に渡る橋など見えないなあと、とぼとぼ歩いていくと、何やら川の中へと回り道している人が...。そう、川をつなぐ石橋を渡っているではないか。自分も前に従って橋を渡ることに。すると、やっと着いた「道の駅歓遊舎ひこさん」。ほっと安堵のため息が出た。

「道の駅歓遊舎ひこさん」の駐車場には、たくさんの車。恐らく、ここが添田の人々の買い物の拠点地なのだろう。早速、店の中に入り、丁度お腹もすいてきたので、牛丼を買って店の外で食することに...。天気も良く、空気も美味い。弁当は格別。

一通り休憩が終わったら、ゴールへと進む。こどもわくわくパークのみごとな芝桜を眺めながら、余韻に浸る。あとはゴールだけだからゆっくり、ゆっくりと前へ進む。

角を曲がると、こじんまりした添田駅が目の前に。やっと着いたゴール。駅でスタンプを押してもらったら、駅の中へと入る。電車の出発時刻はと時刻表を見ると出発まで1時間もある。それも小倉行だ。飯塚方面は、そのあとさらに1時間待ち。仕方がないので、西小倉まで行く事にした。ホームで待っている間、ふと下を見下ろすと、英彦山行きの線路がない。何年か前の台風の傷跡だろうか。その時の悲惨な風景を思いながら、小倉行の電車が到着した。西小倉まで乗り換え不要なので、ちょっぴり昼寝しながら家路を急ぐ。