ウォーキング 香春

2022年05月01日、昨日とは打って変って曇天の香春ウォーキング。ウォーキングを初めて20年以上経つが、この地は初めての地である。そう、昔この地を篠栗線経由で新飯塚から田川後藤寺まで乗って、間違えて反対方向の電車に乗ってしまったあの苦い思い出の地である。今回はそんな嫌な思いをしないように、安全な小倉回りで行くことにした。西小倉駅に着いた一行は、田川後藤寺行きに乗り換える。すると電車の中はウォーキング参加者であろう人達だけで満員状態に...。電車に長いこと揺られ、45分で目的地に着いた。スタート開始時間から約30分遅れての到着だが、電車の中の全員と言えるくらい、一斉にこの地に降りる。

香春駅を出発する殆ど空っぽ状態の電車を見送った後、一斉にスタート受付場所へと向かう。そして無人駅の外側で待ち構える受付は、今来た大勢の参加者たちに素早くコース表を手渡して、さっさと出発してもらう。やっと最後の参加者だ。受付はどっと疲れて今日の仕事を終える。

コース表を受け取った参加者は、それほど複雑ではないコース表に安堵し、のんびりと進む。

先を争わず、のんびりと歩く私は香春町役場の航空写真を見ながら、そして前方の青く茂った山々を眺めながらまたのんびりと歩く。

歩道橋を渡り切ると目の前には山頭火遊歩道であろうか、木々の中を通り抜けるみたいだ。その中を歩き、ツツジや石碑を眺めながら、まるで俳人になった気持ちで山や川を眺める。

朝の光を浴びた時計台を目を凝らしながらみると、9時15分を指している。まだ15分しか経っていないのか。ちょっと先が長すぎるので少し歩幅を上げてみる。

山頭火遊歩道を後にした御一行は、岩原口交差点をまっすぐ突き進み、右に右にと折れていく。

遠くに河内王陵に向かう人が見えるが、Uターンしなければいけないみたいだったので、遠くから写真に納めるだけにした。そして鏡山大神社へと向かう。見るとすごい急な階段みたいだ。基山の大興善寺の階段と同じくらい長い階段なので、不安に駆られながらも一歩一歩着実に進めていく。

やっと登り切った。数えながら登った階段の数は何と164段。基山の大興善寺の127段を遥かに超える長さだ。これで足を痛めたら目も当てられない。肩で息をし終わった後、急いで旅の安全を願う。

鏡山大神社を後にした御一行は、階段の歩幅分の坂を下っていく。そして緑の山々を眺めながら歩いていくと、遠くに道の駅香春らしき建物が見えてきた。あそこはコースの目的地だが、Uターンしてまた戻って来なければいけないので、とりあえず遠くからの写真に納めるだけにした。

御一行は、高架上を渡り香春大任バイパスへと登る。登り切った所に道の駅かわらへのコース表があったが、敢えて反対方向へと進んで行く。

緩やかな坂を延々と登り続けたと思ったら、今度は左にカーブしながら下っていく。下った先で左をちょいと見上げると、日田彦山線の鉄橋に出くわす。

記念写真を撮った御一行は、川を渡り宮原交差点をさらに渡って、秋月街道をまっすぐ進む。すると左側に採銅所小学校と書いてある校舎が見えた。採銅所駅はあともう少しか。また幾分歩幅が大きくなる。途中、エフコープの休憩所が見えたので寄ってみると、ジュースとパンをただでくれた。ありがたや、ありがたや。早速、食べながら飲みながら先へと進む。

秋月街道の住宅街を抜けると、最終目的場所の古宮八幡神社が見えてきた。鳥居の奥をと見るとまた長い長い階段が、、、。さすがにゴール間近の階段はきつ過ぎるので写真に納めるだけにして先へ進む。すると左側に標識が、、、。左にまっすぐ行けば採銅所駅みたいだ。鉛のように重くなった足を引きずりながらゴールへと向かう。

ゴールのハンコをもらった御一行は、左は福岡方面、右は北九州方面へと別れ、それぞれの旅を終わる。因みに私は朝来た道、北九州方面へと帰っていく。