ウォーキング　千早

2022年06月05日、今日で春のＪＲ九州ウォーキングが終わる。それにしても折角のラストイベントだというのに、名残りを惜しんでいるのかお天道様は朝から雨。その雨に打たれるのは煩わしいが、思い切って傘を差し、駆けながら家をでる。今日のスタートは9時の予定だが、会場が千早駅なので、8時20分の電車に乗れば楽々間に合うはずだ。乗った電車が快速電車だったので、８時28分に到着した。ゆっくりとホームを出て改札口へと向かう。

駅構内には、既に参加者たちが構内をぐるり、ぐるりと蛇行行列している。その最後列の後ろに並ぼうと、今ホームから降りてきた大勢の参加者たちがまたぐるり、ぐるりと蛇行列で並ぶ。暫くすると、又、新しい参加者たちがホームから降りてきて、最後列の後ろに並ぼうと駆けてくる。ふと蛇行の数を数えてみると９列の塊だ。さすがに駅員さん、あまりの多さに整列対応しきれないから、予定の９時より15分早めにスタート開始した。

開始と同時に、蛇行行列はまるで蛇のようにドドドッと前後左右に動いていく。早めに着いた私は、9時5分前にはコース表をもらうことが出来た。今日は最終日だからか、コース表のほかに、食べるヨーグルト、固形味噌汁、洗顔材などのたくさんの景品がもらえた。うれしい限りである。

早速、コース表片手に、傘を差しながら駅を出、右へと曲がって香椎参道へとまっすぐ向かう。

香椎参道にぶつかったら、今度は左に折れ、香椎参道口の歩道橋を目指す。

歩道橋にぶつかったら、その階段を登る。登り切ると、歩道橋の上はロータリーになっているので、香椎浜団地2号線方面へと進み、歩道橋を降りる。歩道橋を降りたら、そのまままっすぐ片男佐橋へと向かう。

片男佐橋にぶつかったなら、その橋を渡り、海岸線をまっすぐ歩く。ふと目を凝らすと、遠くに見えるあいたか橋の上をウォーカーらが歩いている。もうあんなとこかあと、マイペースで歩く私は、日頃、通勤ラッシュで鍛えられてるであろう人達を羨ましくも、また、恨めしくも思いながら、とぼとぼと歩く。

やっとあいたか橋に着いたので、噛みしめるようにのんびりと歩く。ふと、左側を目を凝らして見ると、さっきまで歩いていた香椎海岸遊歩道を後列部隊が歩いている。あんなところから来たのかあと、改めて距離の長さを知る。そうこうしている内にあいたか橋の終点に着いた。

あいたか橋を渡った後は、外苑緑地から海を眺めながら野鳥、野草、歴史を感じ、おにぎりタイムと洒落こむのだろうが、なんせ、今日は雨。そのまま次の場所へと向かう。

外苑緑地を出たら、橋を渡り、香椎浜公園へと向かう。ここでもおにぎりタイムの場所になっているが、上にそびえる都市高速の高架下を危なげながら身を屈め、片男佐橋交差地点へと進む。

片男佐橋交差点を右に曲がり、都市高速高架下を沿うように歩く。香椎浜入口交差点が見えたら、左へと折れる。

千早並木通りを真っ直ぐ歩いていくと、ガーデンズ千早、ちはや公園なる新しい建物が見えた。ここもおにぎりタイムの場所になっているが、休憩せずに先へと進む。ふと立ち止まって、だだっぴろい埋め立て地を見る。ここは何の場所だったっけと、中学時代を思い出してみると記憶の中に現れたのは、打ちっぱなしゴルフ、プール、ボーリング、アイススケートと、様々な遊戯で遊んだスポーツガーデンではないか。懐かしさと時代の流れの残酷さをしみじみ感じながら、信号機を待つ。