ウォーキング 多良

2023年09月24日、JR九州ウォーキング秋編。2日目となる今日は、非常に遠い多良ウォークである。時刻表で調べてみると、普通列車で3時間もかかるみたいだ。わざわざ行かなくても良いのであるが、毎年同じ景色ばかりなので、たまには行ったことの無い場所。又は、行った事はあるけど、違うルートのコースを主に選ぶことにしている。ウォーキング前日、朝の5時に起きないとスタート時間から大幅に遅れるので、早めの睡眠だが21時には布団の中へ….。夜中の2時にふと目が覚める。2度寝しようと布団の中で羊を数えながら眠る準備。ところが目が爛爛として、とても眠れそうにない。まあ、興奮したら眠れない性分なので仕方ない。昨日、録画していたテレビ番組を見ながら時間を潰していく。やっと4時になった。だらだらと準備支度をして5時前には玄関外へと出る。外はまだまだ暗いが、暑かった昨日までと打って変わって、今日は心地よい涼しさだ。ぽつりぽつりと福工大前駅へと向かい、切符の自動販売機で多良行きを探す。ところが、二千円までの区間までしかなく、緑の窓口はまだ閉まっている。ふと掃除をしている駅員さんがいたので、お願いして多良行きの切符を売ってもらった。5時30分に1本早い大牟田行きの普通電車が到着した。せっかちな私はすぐさま、その電車に乗り込み、まもなく電車は博多駅7番線に到着。余裕を持って6番線へと移動。30分ばかり時間を費やし、江北行きの電車を待つ。6時30分。まもなく江北行きの電車がホームへと入って来た。通常乗る電車の形と似ているが若干違っていたので長旅を連想させる。到着と同時に扉が開き、一斉にお客さんが電車から降りていく。人一人いない電車の中へと入って行き、足を延ばしながらシートに腰かける。6時35分。まもなく江北行き電車は出発し、終点江北駅へと向かう。約1時間50分。電車に揺られるのであるが、この間、昨日、読みかけていた小説をリュックから引っ張り出し、早速、読み続けることにした。途中、ちらりちらりと車窓の外を眺めては、今は何処いらへんだと確かめては本へと目を戻した。7時10分。間もなく電車は鳥栖駅へと到着だが、乗り換えることもなく、電車は長崎本線へと切り替わる。またちらりと車窓の外を眺める。ここからは殆ど未開の地だ。颯爽と広がる米畑を見ながら、そしてまた本に目を戻しながら、電車は進んで行く。8時4分。電車は江北駅に到着。急いで電車から降りて、江北駅をカメラに納める。そしてまた急いで肥前大浦行きの電車が止まるであろうホームへと駆けていく。ホームではウォーキング参加者らであろう人々が電車を待っていた。私もウォーキング参加者らであろう人々の後ろに並んで電車を待つ事にした。間もなく肥前大浦行き電車がホームに到着。ぞろぞろと電車の中へと入り込み、どうにか私もシートに腰掛けることが出来た。到着時間は8時53分。約30分位で到着なので、本を読まずに、車窓を眺めることにした。間もなく電車は出発し、多良駅へと向かう。車窓には、先ほどの米畑と打って変わって有明海の海が流れていく。ぼーっと穏やかな海を眺めていくと、間もなく電車は多良駅に到着。ウォーキング参加者らであろう乗客の皆さん。ここで一斉に降りていく。

元々は無人駅なのであろうか、狭い改札口を出ると、ぞろぞろと人が並び始めた。間もなく駅舎を出るとすぐ様、駅舎横でスタート受付を行っているではないか。

早速、受付でコース表とジュース2本、そしてバランス栄養食品を有難く頂いて、ゴールを目指して歩きだす。

コース表に依ると駅通りをまっすぐ進み、メイン道路を右に曲がるみたいだ。農協を写真に納め、スーパーであろうエレナ太良店も写真に納めてみた。ここで疑問に思った。多良駅で降りたのに、エレナ太良店とタラの文字が違っているではないか。早速、インターネットで調べてみた。

昭和28年に町政を布いて多良村が多良町に変わり、昭和30年大浦村と合併して太良町となりました。また同年3月鹿島市の七浦村の一部大字伊福を編入 し現在に至っています。

太良町のプロフィール |太良町ホームページ (tara.lg.jp)

どうして駅名変わってないんだろうと、疑問をもちながらも太良嶽神社に着いてしまった。早速、ここでお参りし、旅の安全を祈った。所々、見学してみると石壁の向こうに有明海が見えたので、穏やかな海風景を写真に納めた。

太良嶽神社を後にして、次なる目的地大魚神社は、一旦戻るようにしてまっすぐ進んで行くみたいだ。海岸線沿いをまっすぐ進むと、間もなく標識が見えてきた。大魚神社と海中鳥居だ。

大魚神社の鳥居をくぐり、中に入ると何とも普通の神社だった。ぐるりと辺りを見回すと、チシャノキという大木があったので、写真に納めてみた。そして龍堂という、建物も写真に納めると、大魚神社を後にした。

道路を挟んで、海側に歩いていくと、第3の目的地海中鳥居が見えてきた。貝殻の道をじゃりじゃりと音を立てながらさらに進んで行くと、赤い鳥居がいくつも並んでいる。ここがあの貧相な大魚神社の鳥居とはとても信じられない。

海中鳥居は、1本は陸に、残り3本は海中に建てられている。現在は引き潮状態なのか、全て鳥居は見えているが、満ち潮になったらどこまで鳥居は見えるのだろう。海岸に敷き詰められた石畳を歩きながら、鳥居を潜り抜けていくと、そこには、引きあがった有明の海が広がっていた。右側に見える海中道路まで歩いて行くと、そこも干潮の景色らしく、普通の道路が海へと進んで行くみたいだ。海中鳥居を見終わって、戻る途中に沖之神の小さな鳥居が見えてきた。ここで大魚神社で祀られているのが沖之神なのかと疑問に思い、インターネットで調べてみた。

大魚神社は地図上で見ると、いにしえより信仰の山と崇められてきた「多良岳」と、物語の舞台となった沖ノ島を結ぶ直線状に配置されており、太良町の主産業である農業と漁業(山と海)が相互に関連しているという自然哲学を彷彿させる。大魚神社と沖ノ島の間に奉賛として建てられている海中鳥居は、広島県の厳島神社や滋賀県の白髭神社と違い、複数の朱色の鳥居が海に続いており、まさに海の神様の参道という様相である。潮が引いたときには鳥居の全景を見る事ができ、下を歩いて通ることもできる。

佐賀県遺産データベース / 佐賀県遺産 / 佐賀県 (saga.lg.jp)

海中鳥居を後にして、干上がった海に並ぶ船を眺めながら、次の目的地へと進む。ここからは延々と湾岸線を歩いていき、着いた場所は道の駅太良だ。ここでは何かイベントをやっているみたいなので、覗いてみると何やら食べ物、装飾品などを売っているみたい。一通り眺め終わったら道の駅へと入ってみた。ここではミカンのソフトクリームを売っているみたいだが、ずら~りと人が並んでいるので諦めた。多良で有名な竹崎かにを眺めながらこの地を後にした。

道の駅太良を後にすると、またひたすら湾岸線を歩いていき、漸くゴールに着いた。ゴール受付でポイントをゲットしたら、多良駅のホームへと入って行く。

多良駅ホームに入って行くと、何やらざわざわと人の声。耳を澄まして聞いてみると、15分後にふたつ星列車がこの駅に入ってくるので、歓迎の旗を振ってほしいとの事。待つこと15分。遠くから白いきらびやかな電車が入って来た。一斉にみなさん旗を振り、写真を撮る。マスコット人形のつきみ君も一生懸命旗を振って歓迎している。何分か停車していたふたつ星電車は次の目的地へと移動していった。

ふたつ星電車がこの駅を離れて20分後、やがて臨時列車が到着。12時35分に出発し、肥前鹿島に到着。そして鳥栖行き電車を待つこと15分。まもなく鳥栖行き電車が到着。電車に乗り込み、鳥栖駅へと向かう。鳥栖駅に到着後、すぐに連絡待ちの福間行き電車が止まっていたので、駆け足で乗り込む。福間行き電車はゆっくりと我が町へと駆けていく。

これで今日のウォーキングは終わり。歩行距離は計7km。2ポイントゲット。スマホの万歩計は15341歩。知らない土地に行くのは、わくわくだが、帰りは電車の乗り換え乗り換えでくたくただ。今日はぐっすり眠れるだろう。

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