ウォーキング 竹松
2023年09月30日、JR九州ウォーキング秋編。3日目となる今日は、先週よりさらに遠い長崎県の竹松ウォークである。時刻表で調べてみると、普通列車で5時間近くかかるので、千円増しで特急を利用して行く事にした。朝、4時になったので、だらだらと準備支度をして5時前には玄関外へと出る。段々と外の暗い時間が伸びているようだ。ぽつりぽつりと福工大前駅へと向かい、切符の自動販売機で、江北までの切符を買う。今日の駅員さんは竹松までの切符をお願いしたが、緑の窓口はまだ開いていないので、電車の中で竹松までの延長の切符を買ってくださいと言われた。駅員さんによって態度が違うものだ。5時30分に大牟田行きの普通電車が到着したので、その電車に乗り込み、まもなく電車は博多駅7番線に到着。今日は、特急に乗るので3番線へと移動。30分ばかり時間を費やし、特急電車を待つ。6時18分。まもなくリレーかもめ武雄温泉行き電車がホームへと入って来た。到着と同時に扉が開き、車内へと入って行く。さすが特急電車だ。シートは柔らかいし、座席も倒せる。リラックスして6時32分。まもなく電車は、江北行き電車よりも先に走りだした。車窓から見る景色は、普通電車と違い、流れていくようだ。まもなくして車掌さんが切符確認にやってきたので、江北までの切符を渡し、延長で竹松までの普通切符をお願いした。すると、私がJR九州ウォーキングの乗客だと気づき、「よろしければ、値段は少々高くなりますが、武雄温泉まで乗られて、長崎行きの新幹線に乗り換えられたら、新大村で降り、普通電車で竹松行きに乗ればすぐに着きますよ。どうされますか?」と聞かれたので、迷ったが、お金も目的の金額を1000円オーバーしているので、最初の計画通り、江北で在来線に乗り換え、竹松までの切符をお願いした。7時23分。まもなく、特急電車は江北駅に到着。急いで4番線ホームへと向かい、長崎行き普通電車に乗り込む。さすがに特急電車と違い、座席シートは硬い。我慢しながら1時間20分位で諫早に到着。又駆け足で4番線ホームへと向かった。ふと周りを見ると、ウォーキング参加者らであろう人々も並んでいたので、安心して佐世保行き普通電車を待つ。間もなく佐世保行き電車がホームに到着。ぞろぞろと電車の中へと入り込んだが、満員でシートが全く空いてなかったので、立って出発を待つことにした。9時02分、間もなく電車は出発し、竹松駅へと向かう。車窓に、大村湾の景色が現れた。遠浅の有明海の海と違って普通の海の景色が見えるので不思議だ。10時18分。間もなく電車は竹松駅に到着。ウォーキング参加者らであろう乗客の皆さん。ここで一斉に降りていく。
ホームを出ると、河童の像が迎えてくれた。竹松は河童で有名なのだろうか。と考えながら駅を出ると、目の前でスタート受付を行っているではないか。
10時20分。1時間遅れで、受付にてコース表とジュース2本、そしてバランス栄養食品を有難く頂いて、ゴールを目指して歩きだす。
コース表に依ると駅通りをまっすぐ進み、メイン道路を左に折れ、すぐに右に曲がって信号を渡るみたいだ。あとは、とにかく海側に向かって、まっすぐ進んで行く。
まもなくすると、目的地である竹松駐屯地・大村航空基地が見えてきた。看板によると、陸上自衛隊と海上自衛隊の入るところが分かれているみたいで、自衛隊の受付の指図通りに、まずは、陸上自衛隊、竹松駐屯地へと向かった。
陸上自衛隊の土地に入って行くと、広大な芝生が広がっている。恐らく、毎日この緑地を駆けまわっているのだろう。ふと前を見ると自衛隊の車らしい、ジープが止まっている。ドアが開いていたので、覗いてみると、両面に並んだ椅子と、殺風景な運転席しかない。非常時に備えての軽装備なのだろうか?ジープを見終わって進んで行くと、殺風景な倉庫の中へと導かれた。目の前に戦争時の長崎の街の写真が飾られている。あとは殆ど何もない。無気味なものだ。
倉庫を離れ、さらに導かれて防空壕や史料館を訪れた。自衛隊服装や、戦争地のオブジェを見ていると、とても絵空事に見えない。帰り際パンフレットを戴いて史料館を出る。
史料館を後にすると、戦車や機関砲が飾られてあった。目にした事がないので、写真に納めてみたが、陸上自衛隊のみなさんは毎日これらを見ているので、シビアな暮らしをしてるんだろうな。陸上自衛隊竹松駐屯地を後にした御一行は、海上自衛隊大村航空基地へと向かう。
海上自衛隊大村航空基地に着くと、航空基地見学受付で受付を済まさなければいけないみたいだ。そして10人一グループに分かれて、航空基地館内を見学して廻ることに…。最初に売店に入り、覗いてみると、色々な海上自衛隊グッズが並んでいる。その中でも自衛隊カレーが眼を引いた。昔、JR九州ウォーキングで航空自衛隊芦屋基地に行った際、カレーを買い損ねてたので、こちらで念願のカレーを買った。売店を後にした一行は、航空基地へと向かう。ここでは、ヘリコプターが止まっていて、思わずシャッターを押して回った。
航空基地を見終わった御一行は、長く長く続く、滑走路の上を歩き続けた。遠くに見える長崎空港を眺めながら、炎天下の中を歩き続けると、さすがに体はもうくたくた。やっと見えた海上自衛隊大村航空基地出口。ここで番号札を返して、懲りない面々は、やっと塀の外へと出れた。
高い塀を横目に、次なる目的地、ガラスの砂浜へと向かった。何の変哲もない砂浜だが、よく見るとガラスの粒も一緒に混ざっていた。くたくたになると、感動も薄れていくのか、そのまま大村駐屯地へと足を進めた。
大村駐屯地の中に入ると、陸・海・空の合同展示がされていて、その中でも目を引いたのが無料で自衛隊の車に乗れるイベントだった。多くの人が並んでいたが、順番を待つことにした。漸く、自衛隊の車に乗る。何とも座席は硬く、運転席も殺風景だが、動いた瞬間、どんな荒地も渡れそうだ。大村駐屯地の敷地を一通り、走り回った後、漸く元の出発地へと戻って来た。同乗した子供たちも私も、大変満足した。
一通り、大村駐屯地内を歩いて、見慣れない車や機関砲をカメラに納め、大村駐屯地出入口付近でも、ヘリや戦車、オートバイが飾られてあったので、引き続きカメラに納めて、大村駐屯地を後にした。そして最終ゴール新大村駅へと向かう。
新大村駅に着いたら、駅の隅でゴール受付が見えた。ここでポイントをゲットしたら、お土産に、缶バッチを買った。もう足はくたくたなので、なけなしの千円余計に払って、新幹線口へと進む。やっと博多駅までのんびり帰れる。
新幹線の中でゆっくり寝ていると、車掌さんから起こされ、「当新幹線は武雄温泉までなので、特急リレーかもめに乗り換えて下さい。」と言われ、眠気眼をこすりながら、隣に止まっている特急リレーかもめに乗り換えた。そしてまた睡眠。ところが、江北辺りで、アナウンスが流れ、「ただいま、佐賀方面の電車で人身事故があり、警察の現場検証中です。暫く、当駅にて停車いたします。」と言われ、計3時間近くも足止めを食らってしまった。漸く特急リレーかもめは動き出し、博多駅に着いたのは、夕方6時過ぎである。それから福間行きに乗り換え、家に着いたのは夜7時。飛んだ1日になってしまった。これで今日のウォーキングは終わり。歩行距離は計10km。2ポイントゲット。スマホの万歩計は19039歩。今日は、体力的にも精神的にもくったくただ。明日は腰痛になるかもしれないなあ。