ウォーキング 立野

2023年10月07日、JR九州ウォーキング秋編。4日目となる今日は、先週よりさらにさらに遠い熊本県の立野ウォークである。阿蘇山ウォークは20年ぶりで集合場所が宮地駅という聞いたことも、見た事もない駅名だったので、時刻表で調べるという気力もないし、ずるをしてナビゲーターに任せて車で行った記憶がある。今回は、南阿蘇の立野駅である。この駅名も見た事も、聞いたこともない駅名だが、インターネットの普及はすごいもので、現在場所から行きたい場所を入力し、交通手段を選択すれば、乗り継ぎと所要時間がすぐに出てくるのである。早速、普通電車を選択して朝一番の電車を選択してみると、10時まで時間がかかってしまう。先週、長崎までを新幹線を利用して行ったから、あまりお金がないが、とりあえず朝一番の新幹線を選択してみると、9時11分で到着できるみたいだ。スタート時間が朝8時なので、ぎりぎり参加できる時間帯だ。早速福工大前駅のみどりの窓口に行って、福工大前駅から新幹線を利用して立野駅までの切符を購入。5830円と少々高くついたが、これであくる日の立野駅までのルートを描きながら、床に就いた。翌日、いつものように夜中に目が覚めたので、だらだらと準備支度をして、少々寒くなったので、長袖のカーディガンをリュックに詰めると、5時には玄関外へと出る。福工大前駅へと向かうと、改札口で昨日買った普通乗車券を自動改札口に通し、6時02分の博多行き普通電車に乗り込む。まもなく電車は博多駅7番線に到着し、新幹線乗り場へと向かうと、新幹線乗車券と、普通乗車券を自動改札口に通して、新幹線15番ホームへと向かう。約15分して近未来号の長い長い新幹線がホームへと入って来た。到着と同時に扉が開き、車内へと入って行く。リラックスして6時43分。まもなく新幹線は、熊本駅へと向かって走りだした。約45分。あっという間に、新幹線は熊本へと到着。急いで新幹線を降り、在来線1番線ホームへと向かうと、肥後大津行きの電車が止まっていた。慌てて電車に乗り込む。まもなく肥後大津電車は出発。阿蘇行きの電車に乗るのは、初めてなので、運転席側に立ち、車窓をじっくり眺めながら、記憶にとどめてみた。まもなく肥後大津行きの電車が終着駅2番線に着いたので、ここで降りる。まもなく宮地行き電車が到着するのであろうが、単線駅であるにもかかわらず、何処にも宮地行き電車のホームが見当たらない。車掌さんに聞いてみると、同じ2番線に宮地行きが入ってきますとの事。不安に思いながらも、宮地行き電車を待っていると、向こう側から宮地行き電車が2番線に入って来た。安堵した私は、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中へと乗り込む。まもなく電車は立野駅へと向かい、到着と同時に、ここで乗客のみなさん一斉に降りていく。

電車を一斉に降りたJR九州ウォーキングのみなさんが歩く先は、最近建ったであろう駅舎の方角へと向かった。私も習って、駅舎の階段に並んだ。駅舎に到着すると、そこがスタート受付らしい。受付を待っている間、この新しい建物が珍しかったので、パシャパシャと写真に納めてみた。

9時11分。約1時間遅れで、受付にてコース表とジュース1本を有難く頂いて、ゴールを目指して歩きだす。

綺麗な駅舎を眺めながら、歩き出すと、急に坂道になりだした。坂道が苦手な私は、ぜえぜえと肩で息を切らしながら綺麗な山々を眺めるために、一旦前かがみになってゆっくり顔を上げ、そして山の空気を思いっきり吸ってみた。

ゆっくり周りを見渡すと、遠くに、建設中のダムが見え、その前を鉄橋が建っている。何とも雄大な景色だろうと感動も束の間、またもや急な坂道へと登っていく。途中、砂利道への案内板が置かれてあった。よく見ると犀角山の震災遺構とある。そこで初めて気づいた。どうして駅舎を最近建てたのか。どうしてダムの工事を最近行っているのか。これらは、2016年の熊本地震後に壊れた建物を新しく完成させたのだ。早速インターネットで知らべてみると、地震後の駅舎、ダムについて書かれていた。 

南阿蘇鉄道の両端、立野駅と高森駅の駅舎が完成 7月15日に全線開通

南阿蘇鉄道の両端、立野駅と高森駅の駅舎が完成 7月15日に全線開通|熊本日日新聞社 (kumanichi.com)

地震被災地で建設中の立野ダム、完成1年遅れ、事業費110億円増額の計画変更

地震被災地で建設中の立野ダム、完成1年遅れ、事業費110億円増額の計画変更 – 八ッ場(やんば)あしたの会 (yamba-net.org)

右の砂利道を歩いて行くと、地震の爪痕が見えてきて、写真を元にガイドさんが説明されていた。改めて地震の怖さを知った。やはりこれを教訓として残していくのだろう。

ガイドさんの説明を十分聞いた後は、また本道へ戻ってゆるやかでかなり長い道のりを歩いて行った。途中、新しく出来たであろう橋げたの上を車が通っているのが見えた。この橋げたも地震後に再構築したのであろうか?それを考えると、橋げたの歩道を通っていると不安になってきた。ちらりと谷間を流れる黒川が見えたが、足がすくんで覗きこめない。

途中、石碑と被災写真を元にガイドさんが説明されていたので、耳を傾け多くの被災写真に見入っていた。地震はやっぱり恐ろしいものだ。改めて地震の怖さを思い知る。

ガイドさんの説明を十分聞いた後は、まだまだ続く登り道を、ぜえぜえと肩で息を切らしながら登っていく。途中、右に折れると、谷間が見えなくなったので、悠々と歩き出す。右側に小山旅館が見えたので、失礼してお邪魔してみた。旅館の窓越しに谷間を覗き込むと雄大な渓谷が見えたので、窓越しから写真に納めてみた。

暫く山道を歩いていると、ハウスが見え、みなさんそこでソフトクリームを買って食べていた。私はそのまま素通りして先へと急いだ。

しばらく下り道になり、カーブを曲がりながら歩いていくと、急にゴールが見えた。ゴールの写真を撮らずに、ポイントをゲットしたら、ゴール受付の人から「熊本行きの電車は2時間かかります。今止まっている電車は高森行きですが30分で高森に着きます。そこで1時間くらい、時間を潰して、熊本行き電車に乗れば、楽に帰れますよ。」と言われ、この長陽駅の周りは何もないようなので、すぐさま高森行きの切符を買い、電車に飛び乗った。

長陽駅から約30分で高森駅に到着。駅舎を見ると、ここも最近建ったばかりなのであろう、小綺麗な駅舎だ。どうしてかわからないがONEPIECEのフランキー像も飾られている。駅舎の中に入ると、誰が書いたか分からないが、マンガが飾られている。あちこち見学しながら、ここでもパシャパシャと写真に納めてみる。気になったので、ONEPIECEと高森駅についてインターネットで調べてみた。

ONE PIECE 熊本復興プロジェクトとは

ONE PIECE(ワンピース)熊本復興プロジェクト!〜麦わらの一味、ヒノ国復興編〜 (op-kumamoto.com)

なるほど、熊本のあらゆるところで、ONEPIECEの像が建てられているみたいだ。

駅舎の改札口で、帰りの熊本行きの切符を買って、暫くすると、向こうから高森駅めがけて、トロッコ列車や、ワンピース列車が入って来たので、おもわず写真に納めてみた。この列車に乗れるのかなとわくわくしてたら、列車は車両庫へと入ってしまった。

また暫くすると、車両庫から白いローカル電車が高森駅へと入って来た。この電車に乗って立野駅へと向かう。途中、長陽駅で待っているJR九州ウォーキングの人達がぞろぞろ入って来た。ぎゅうぎゅう詰めの状態で電車は立野駅に到着。全員ここで降りて、肥後大津行き電車に乗り換える。再び満員になった電車は、肥後大津駅に到着。

全員肥後大津駅で降り、熊本行き電車に乗り換える。満員電車は、やっと熊本駅に到着。4回も乗り換えながら熊本駅に着いたので、ここで一息。辺りを見回すと、カレーフェスをやっていたが、私はうどんを食べることにした。ゆっくりして帰りの福岡をどのようにして帰るか時刻表を見ながら考えていたが、どうも快速も特急もない時間帯みたいだ。仕方ないのでまた、新幹線を利用することに決めた。

新幹線で熊本から博多までさくらで帰ったら、主要駅しか止まらないので、約40分で博多に到着した。今日は早めに家に帰れると、急ぎ足で改札口へと向かうと、鹿児島本線上りの新宮中央駅-鹿部駅間で人身事故があり、警察と現場検証中と看板が掲げてあり、先週と同様、何時間も待ち状態が発生した。夕方6時前漸く電車は動き始め、福工大前駅へと向かう。

先週同様、家に着いたのは夜7時。飛んだ連日になってしまった。これで今日のウォーキングは終わり。歩行距離は計6.5km。1ポイントゲット。スマホの万歩計は17218歩。今日も、体力的にも精神的にもくったくただ。明日は1日寝ておこう。

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