歴史探索講座~立花ぶらり~ 新宮
2024年10月10日、昔でいえば体育の日。最近では、スポーツの日に名前が変更になり、10月の第2月曜日に休みが変わってしまった。そんな平日の10月10日に、歴史探索講座があるって事で、9月から募集があり、新宮町の歴史をそんなに知らない私は、興味があったので、早速、応募してみた。歴史探索講座の当日、集合場所が六所神社駐車場。集合時間が9時30分ってことなので、グーグルマップで、家から集合場所まで歩いてどれ位時間がかかるかを調べてみると、約50分掛かるみたいだ。しかし、殆ど上り坂なので、余裕を持って7時半に家を出てみた。さすがに立花入口までの上り坂はきつすぎる。休み休みにテクテクと登って、六所神社駐車場に着いたのが、8時30分。さすがに早すぎたから、誰も集まっていない。ベンチでゆっくりと息を整え、体を休めながら集合時間を待つ。待ってる間に、パンフレットを眺めてみる。
【令和6年度新宮町生涯学習講座『歴史探索講座~立花ぶらり~』の開催について】
【日時】令和6年10月10日(木)午前9時30分~正午
【集合場所】六所神社駐車場(新宮町立花口1125)
【講師】歴史と自然保護の会
【持参品】飲み物、汗拭きタオル、雨具(雨天時)、「歩こう新宮町 歴史散策マップ」
【内容】立花コース
目次
発 六所神社駐車場
1.独鈷寺
2.六所神社
3.ぐうどん様
4.古民家群
5.篠崎様
6.梅岳寺
7.こみんかみかん
発 六所神社駐車場
九時半近くになると、ぞろぞろと六所神社駐車場に参加者達が集まりだした。9時半には総勢15人は集まったような、、。メンバーは、今日が普通の日の為、学生や、社会人は誰も参加してなく、年寄りだけみたいだ。社会科教育職員さんが、参加者にパンフレットを配ると、9時半丁度には開会式が行われた。注意事項を告げ、出発の合図。早速、ぞろぞろと人が動き出す。
1.独鈷寺
独鈷寺に着くと、歴史と自然保護の会の人が説明をしだした。耳が遠い私はよく聞こえなかったので、先ほど配られた資料を読んでみる。資料によると、遣唐使に同行した最澄が、唐から帰国すると、日本で初めて開基した寺がこの独鈷寺だとの事。天台宗の最盛期、ここ立花周辺に僧坊達が住みだし、院内村と言っていました。本堂の前に最澄が花鶴ヶ浜から投げられた独鈷と鏡が保管されているという事で、お寺の配慮で遠くからではあるが、畳の前に置かれた独鈷と鏡を見せてもらった。
2.六所神社
六所神社は、戸次(立花)道雪が出陣の折り戦勝祈願をしたと言われている。また、黒田藩主も崇敬し、本殿御造営に寄付をしていたとの事。境内には色姫が再建したという薬師堂と独鈷水(井戸)があるという事で、それぞれ見学して廻った。
3.ぐうどん様
六所神社の前に地元の人に大事にされている小さなお堂があるという事で、それぞれ見学して廻った。その一つには、弘法大師と阿弥陀如来像が祀られ、その隣に2体の地蔵様が祀られていた。その他に陰陽石があり、陰陽石があり、古くから縁結び、子宝及び安産祈願の神としている。
4.古民家群
立花口には、大門、屋敷、中屋敷、大屋敷、養孝、惣門谷、切通と言った城に関わる字名があるとのこと。山頂の立花山城へは、大門(城門)から上る。字名の「屋敷」には、戦国時代を思わせる鍵型に曲がった道があり、多くの家臣が移住していたと思われる。
5.篠崎様
江戸末期、村人の総意に反する意見や忠告をたびたび行って、村八分にされた人がいました。後日、諸々の異変が発生し、彼の意見が正しかったことが証明されたので、その祟りを怖れる村人が神格化して祀ったと言われる。
6.梅岳寺
足利義満の時代に創建された。初めは花谷山神宮寺と称していましたが、天正4年に道雪の母を埋葬供養したときに、母の法名(養孝院)をとり改称されました。裏に道雪と薦野増時の墓も並んで建てられています。という事で自然保護の会の人の案内でお墓を格子越しではあるが、見せてもらった。
7.こみんかみかん
独鈷寺の上に、約120年前に建てられた古民家をリノベーションして、新宮観光交流拠点施設として例話3年(2021)10月に軽食のとれる休憩所をオープンしました。新宮町の観光資料や、案内モニターがあります。と、自然保護の会の人の最後の説明を終え、コース周りも一通り終わった。社会科教育職員さんの終了の挨拶を終え、ここで解散となった。
何気に見る墓や建物を、こうして説明を受けて、改めて見てみると、歴史を感じ、また違った趣に見えてきた。大変、いい勉強になった。帰りは、また徒歩で家路へと向かうが、今度は下り坂なので、速足で帰宅へと急いだ。